「目論見書」は、有価証券の募集もしくは売出し等のために発行会社の事業内容等の説明を記載し、投資家に配布される文書です。
目論見書は有価証券届出書の内容を抜粋する形で作成しますが、発行会社の内容をわかりやすく説明するため、冒頭に工場や製品の写真や図面、業績の推移のグラフを掲載しています。
これらのページはカラー印刷であることから、「目論見書のカラーページ」(または目論見書の口絵)と呼びます。
目論見書のカラーページで使用する写真等は、原則として会社が自由に選ぶことができますが、届出書の内容を逸脱したものや、投資家から見て紛らわしい内容のものを選ばないように注意する必要があります。(自社製商品の説明写真に他社製品が写り込んでいるもの等)
目論見書のカラーページのドラフトは、財務局の日程相談の際の提出資料で、届出書ドラフトと同様、財務局が内容を確認します。
なお、目論見書に工場、製品等の写真、図面その他特に目論見書に記載しようとする事項がある場合には、その旨及びその記載箇所を、有価証券届出書「第一部【証券情報】」の「その他の記載事項」に示すこととされています。(有価証券届出書 記載上の注意)
(参考)その他の記載事項の事例
一般的な事例
(1)表紙に当社の社章(画像)を記載いたします。 (2)表紙の次に「1.事業の概況」~「5.業績等の推移」をカラー印刷したものを記載いたします。 |
上記の他、目論見書の記載に合わせて様々な事例があります。
(1)表紙に当社の社章(画像)及び当社の商標ロゴマーク(画像)を記載いたします。 (2)裏表紙に当社の商標ロゴマーク(画像)を記載いたします。 (以下、略) |
(1)表紙に当社のロゴ(画像)を記載いたします。 (2)裏表紙に当社のロゴ(画像)を記載いたします。 (3)表紙及び裏表紙に当社の企業理念をイメージしたイラストを記載いたします。 (以下、略) |