SWOT分析は、会社の戦略を策定・評価する際の手法として知られています。
会社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)という視点から戦略策定のための環境分析をすることから、頭文字をとってSWOT分析と呼びます。
(外部環境-機会と脅威)
一般にSWOT分析では、まず外部環境としての機会と脅威の分析を行います。
機会と脅威の分析のフレームワークとしては、①新規参入、②既存のコンペティターとの競合の状況、③代替製品、④顧客の交渉力、⑤供給者の交渉力の5つの競争要因を考慮する方法が有名です。
また、機会の分析には例えば、自社の属する業界(成熟型か新興型か等)や自社のポジショニングのタイプを定義し、それぞれのタイプに特徴的な機会を検討する方法があります。
(内部環境-強みと弱み)
自社の強み、弱みは例えば以下のような観点から検討します。
・財務(売上、利益、利益率、回転率 等)
・資産(技術、知財、生産設備、ロケーション 等)
・人材
・組織
・バリューチェーン(開発、購買、生産、販売、マーケティング、物流等)
(上場審査とSWOT分析)
上場審査の中心的な資料である「Ⅱの部」には、「業界の動向」「同業他社の状況」「事業所展開の基本方針」「研究開発方針」「仕入(販売、外注)の状況」「組織体制について」「経理の状況について」などの項目について記載を求められます。
これらの項目は、SWOT分析(「機会と脅威」や「強みと弱み」の分析)と重なる部分が多くあります。
この意味で上場審査とは、上場申請会社の戦略(競争優位を実現するための道筋)を評価することだと考えることもできます。
項目:証券会社審査と取引所審査、Ⅱの部
2024年IPO数(予定含む)=77社【1社】*
2023年IPO数(通期)=96社*
市場別 |
2024年 (含予定) |
2023年 (参考) |
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌(本則) ネクスト-名 アンビシャス |
4【1】* 11 58 1 0 3 1 |
2 23 66 5 1 1 0 |
Qボード | 3 | 1 |
合計 |
81【1】* |
99* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。また、【 】は、S-1方式による上場承認前の社数であり外数で記載しています。
過去分はメンバー紹介ページの各メンバーのブログ欄をご参照ください。
【ご注意ください】
当社の社名を名乗った振込詐欺行為が確認されております。当社が個人に対して振込請求を行うことは、有料サービスの提供等、お客様からのお申込みやご依頼に基づくものを除きございませんので、ご注意願います。
(ご参考窓口)
また、現在、世界中で「コールド・コーリング(Cold Calling)」と呼ばれる詐欺的な証券投資勧誘行為も行われております のでご注意願います。
2023年IPO数(通期)=96社*
市場別 |
2023年 |
2022年 (参考) |
プライム スタンダード グロース メイン-名 札幌(本則) ネクスト-名 アンビシャス |
2 23 66 5 1 1 0 |
3※1 14※2 70※3 2 0 2 1 |
Qボード | 1 | 0 |
合計 |
99* |
92* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。
※1:東証1部1社を含みます。
※2:東証2部+JQ4社を含みます。
※3:マザーズ10社を含みます。
2022年IPO数=91社*
市場別 |
2022年
|
2021年 (参考) |
プライム スタンダード グロース 東証1 |
2 10 60 1 |
- - - 6 |
東証2 |
3 |
8 |
マザーズ |
10 |
93 |
JASDAQ メイン-名 |
1 2 |
16 - |
名証2 |
0 |
3 |
ネクスト-名 セントレックス |
2 0 |
- 1 |
Qボード アンビシャス |
0 1 |
3 - |
合計 |
92* |
130* |
*複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。