今週日曜から今日まで仕事で上海界隈に来ております。
マスクをしている人を見かけることはなく、飲食店も深夜まで営業しており、日本よりもコロナの影響が消えていました。
コロナ前と比較して感じることは、街を走るクルマの違いです。
昔からクルマの車種を覚えるのが得意で、以前は中国でもだいたい街中を走っているクルマのメーカー・車種が分かったのですが、今回の滞在中では自分の知らないクルマがとても増えていました。特に中国ではナンバープレートで内燃車(青色)かEV(緑色)かを見分けることが出来るのですが、コロナ前と比べても明らかにEV車が増えていて、その中でも特に中国で生まれたメーカーのクルマが多い印象です。早速ネットで調べてみると足元では中国新車販売の4割近くがEVとのことであり、一方日本では4%程度ということで、一桁違っています。急激に中国ではEVが増加しており、かつ、その輸出も増加しているようです。
因みに、Googleの生成AIであるbardに「2023年上半期の中国と日本の乗用車販売台数を教えて」と聞いてみると、
「中国:約1,441万台
日本:約259万台
中国の乗用車販売台数は、前年同期比で約15.9%増加しました。これは、中国経済の回復や、新エネルギー車(NEV)の販売台数の増加が主な要因です。日本の乗用車販売台数は、前年同期比で約10.9%減少しました。これは、半導体不足や原材料価格の高騰などの影響によるものです。
中国と日本の乗用車市場は、今後も拡大が期待されています。中国では、新エネルギー車の普及がさらに進むと見込まれています。日本では、自動運転技術やコネクテッドカーなどの技術開発が進んでおり、これらの技術を搭載した乗用車の需要が高まることが期待されています。」とのことでした。
市街地を走るクルマの印象でもう一つ感じたことは、大型のベンツやBMWといった高級車の多さです。以前は日本車やフォルクスワーゲン社の大衆車が多かった印象でした。また、海外高級車に全く引けを取らない外観の中国高級車も多く見られました。特にzeekrというクルマをいたるところで見かけたのですが、とてもオーラのあるクルマでした。
今週は中国恒大の11兆円の赤字のニュースなど中国成長の陰りを示すようなニュースも目にしますが、今回の滞在でクルマの観察等を通じて自分なりに中国の今をアップデートすることが出来ました。
(加藤)