【古川】渋谷再開発プロジェクト

先日、東京都写真美術館で「中野正貴写真展 東京」という写真展を見てきました。2020年オリンピックの舞台となる東京を30年余にわたり撮影し続けている写真家 中野正貴さんが、巨大都市の変わりゆく表情を独自の視点でとらえた写真展で、東京の都市としての変化がとても興味深かったです。

 

今東京で一番変わっている街といえばなんといっても渋谷でしょう。個人的に大学時代はよく渋谷駅を利用していたこともあり、この数年の変化は感慨深いものがあります。特に桜ケ丘地区一帯が閉鎖されたことには驚きました。

いわゆる渋谷再開発プロジェクトは、東急グループが「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指し、2012年の渋谷ヒカリエの開業を皮切りに、駅周辺において大規模な開発プロジェクトを関係者と協力して推進してるプロジェクトのことを言います。

すでに完了済のプロジェクトとしては以下のようなものがあります。

・渋谷ヒカリエ           2012年4月開業

・渋谷ストリーム          2018年9月開業

・渋谷ブリッジ           2018年9月開業

・渋谷川遊歩道           2018年9月完成

・渋谷ソラスタ           2019年3月竣工

・渋谷スクランブルスクエア(東棟) 2019年11月開業

・渋谷フクラス           2019年11月開業

渋谷スクランブルスクエア(東棟)や渋谷フクラスが完成し、「渋谷再開発も大分進んできたな」と感じていたのですが、こんなものではまだまだ終わらず、渋谷駅桜ケ丘市区(2023年度竣工予定)、渋谷スクランブルスクエア(中央棟、西棟)(2027年開業予定)、などの大型プロジェクトが進行しており、2027年ごろまでは渋谷駅周辺の工事が終わりそうもありません。。。

 

渋谷再開発プロジェクトの影響もあり、渋谷のオフィス賃料が高騰する中、ベンチャー企業のオフィスとして人気を集めてきたのが五反田です。五反田はここ数年、賃料の安さやアクセスの良さ、従業員の住環境等の条件がそろいベンチャー企業からの人気が上昇し「五反田バレー」なる言葉も生まれました。ただ五反田も人気化してしまったためオフィスの空が少なくなっており、田町・三田エリアの人気も高まっているそうです。

渋谷地区は、まだまだ開発が進行しているもののプロジェクトも順次完了し、今後ベンチャー企業の渋谷回帰の流れが予想されています。特に渋谷駅桜ケ丘市区プロジェクトでは、ベンチャー育成を図るインキュベーション施設などが整備されるとのことで、渋谷地区を含めたベンチャー企業のオフィス事情にも要注目です。

渋谷駅桜ケ丘市区(2019年11月撮影)

 

古川

IPO状況12月27日現在

2024IPO数(通期)=86*

2023IPO数(通期)=96*

 

市場別

2024

(通期)

2023

(通期)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

4*

13

64

1

0

4

1

2

23

66

5

1

1

0

 Qボード 3 1

合計

  90

99

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過年度のIPO状況

2023IPO(通期)=96*

 

市場別

2023

(通期)

2022

(通期)

プライム

スタンダード

グロース

メイン-名

札幌(本則)

ネクスト-名

アンビシャス

2

23

66

5

1

1

0

3※1

142

70※3

2

0

2

1

 Qボード 1 0

合計

   99

92

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。

1:東証11社を含みます。

2:東証2部+JQ4社を含みます。

3:マザーズ10社を含みます。

 

2022IPO数(通期)=91

 

市場別

2022

 (通期)

2021

(通期)

プライム

スタンダード

グロース

東証1

2

10

60

1

6

東証2

3

8

マザーズ

10

93

JASDAQ

メイン-名

1

2

16

名証2

0

3

ネクスト-名

セントレックス

2

0

1

Qボード

アンビシャス

0

1

3

合計

92

130

 複数市場へ同時に上場する会社があるため、IPO社数と市場別内訳の合計は一致しない点にご注意ください。