既に12月も後半に入り、新聞記事やTV番組などでも今年1年間を振り返る企画が増えてきました。以下では、「Myヒット商品」という観点から今年を振り返ってみたいと思います。(商品名の後ろにカッコ書きで、2017年の日経MJのヒット商品番付を記載しています)
● Nitendo Switch(西 横綱「任天堂ゲーム機」)
携帯機としても、TVへつなぐ据え置き機としても使える任天堂のゲーム機です。私はCMを見て、強く購買意欲をそそられたのですが、ゲームをする体力も時間もないため、同製品を買っていません。今はもっぱらYoutubeのゲーム実況を楽しんでいます。最近よく見ているのは、今年8月に上場したUUUM㈱所属のクリエイター「よしなま」のゲーム実況です。
● Apple Pencil(2015年発売。該当なし)
Apple PencilはiPad Pro用のタッチペンです。私は2016年にお絵描き挑戦用にApple Pencilを買ったのですが、絵心もなく、どのように使おうかと持て余していました。ただ、雑誌の記事をきっかけに、Apple Pencil+iPad+手書きメモアプリの組み合わせで手書きの手帳を作り始めてから同製品への愛着が一変しました。
Appele Pencilの筆圧感知機能はすばらしく、手書きに近い感覚でメモを書くことができます。「手書きでも使える」のではなく、手書きをメインに、手書き文字検索や画像の貼り付けもできるというバランスが、私にはちょうど良かったのだと思います。
今年3月に上場した㈱ほぼ日の目論見書には「デジタル文具やスマートフォンが普及したことでアナログ手帳の良さを再評価する層が顕在化」とありますが、この表現を借りるなら、アナログ手帳とデジタル文具の上手い組み合わせを見つけた、ということだと思います。
● Amazon Echo(西 大関「AIスピーカー」)
2017年のAmazonは、消費者へのサービスを充実させる一方で、ヤマト運輸の過剰労働問題など、多くの企業・産業に影響を与える「アマゾン・エフェクト」(東 横綱)で話題をさらいました。IPO市場でも、今年3月にAmazonのデリバリープロバイダである㈱ファイズが上場し、人気化した印象が強く残っています。
そのAmazonが、年末にAIスピーカー「Amazon Echo」を発売しました。早速「Echo」を購入し、音声スマートアシスタントシステムAlexaに話しかける毎日です。
Alexaに話しかけるだけで、音楽をかけ、天気や電車の運行状況を確認し、タイマーをセットしたり、となかなか便利ですが、正直なところまだ自分の生活にどう位置付けるのかの実感はありません。Apple Pencilのように試行錯誤して、何年か後に本当の「Myヒット商品」になるのかも知れません。
振り返って見ると、2017年は例年になく物欲を刺激された1年だったように思います。しかし、その私の煩悩も、大晦日の除夜の鐘とともに消え、2018年を迎えます。
来年もまた1年間、新しい気持ちで精進したいと思います。
(原田)